「家を買いたい!」
そう思ったとき、最初に気になるのが、
「結局、いくらの家なら買えるんだろう?」
ということではないでしょうか。
私自身、マイホーム探しを始めた頃は土地価格や住宅価格の相場もよく分からず、
「30坪くらいの平屋が欲しい!」
くらいの感覚で住宅展示場や建売住宅を見ていました。
ところが、実際に家探しを始めてみると、住宅価格だけではなく、
- 土地代
- 住宅ローンの諸費用
- 火災保険
- 固定資産税
- 家具・家電
- カーテン
- 引っ越し費用
- 将来の修繕費
など、家を買った後にもさまざまなお金が必要だと分かりました。
そこで我が家は、**「いくら借りられるか」ではなく「毎月いくらなら無理なく返せるか」**を基準に予算を考えることにしました。
この記事では、私たち夫婦が実際にどのように予算を決めたのか、そして実際に家を購入して数か月暮らしてみて、その予算計画がどうだったのかを紹介します。
これからマイホームを考えている方の参考になれば嬉しいです。
最初は「いくら借りられるか」を基準に考えていた
家探しを始めた頃は、
「自分たちなら住宅ローンをいくら借りられるんだろう?」
ということを気にしていました。
住宅会社などに相談すると、年収や現在の借入状況などをもとに、住宅ローンの借入可能額を確認してもらうことができます。
実際に住宅ローンの仮審査を受けると、
「このくらいまで借りられます」
という金額が分かります。
でも、ここで私が意識するようになったのが、
借りられる金額=無理なく返せる金額ではない
ということでした。
仮に多く借りられたとしても、その分毎月の返済額は大きくなります。
住宅ローンを返済しながら、
- 子どもの教育費
- 車の買い替え
- 保険
- 旅行
- 趣味
- 貯金
- 投資
などにもお金を使います。
「家を買った後も、今までの生活をできるだけ維持したい」
と考えたため、借りられる上限額をそのまま住宅購入予算にはしませんでした。
住宅ローンの仮審査や実際の銀行選びについては、こちらの記事にまとめています。
我が家が最初にやったのは「毎月いくらなら払えるか」を計算すること
そこで、まず現在の家計を確認しました。
やったことはシンプルで、
毎月の収入と支出を書き出すこと
です。
家計簿を見返しながら、
- 食費
- 光熱費
- 通信費
- 保険
- 車
- 日用品
- 貯金
など、普段どのくらいお金を使っているのかを確認しました。
そして、
「この生活を大きく変えずに、住宅ローンを毎月いくらまでなら払えるか?」
というところから考えました。
当時は住宅価格ばかりに目が行きそうになりましたが、実際には「家の価格」よりも、その後の生活を維持できるかどうかの方が重要だと考えるようになりました。
ちなみに、この家計管理は現在も続けています。
私はもともと家計簿を細かくつけるタイプではなかったので、支払いを電子マネーやクレジットカードにできるだけまとめ、それ以外の現金払いはスマートフォンのメモに記録。
翌月に前月分をまとめて、収入と支出を確認しています。
家を買うことを考え始めたことをきっかけに、家計を見る習慣ができたのは良かったと思っています。
FPにも相談してライフプランを作ってもらった
自分たちだけで考えるのではなく、住宅見学会で紹介されたFPにも相談しました。
そこで、将来の収入や支出などをもとに、ライフプランのシミュレーションを作ってもらいました。
住宅購入だけを見るのではなく、
「今後、子どもが成長したらどうなる?」
「住宅ローンを返しながら生活できる?」
といったことを考えるきっかけになりました。
FPとの相談では、住宅ローンだけではなく、保険や資産形成についての話もありました。
私自身、外貨保険を勧められてシミュレーションを見たときには、「これも良いかもしれない」と心が揺らいだこともあります。
ただ、そこで改めて感じたのが、
「住宅ローンの予算」と「資産形成」は分けて考えた方がいいということでした。
FPに相談する場合も、提案された商品をそのまま決めるのではなく、自分たちで内容を確認して判断することが大切だと思います。
私の場合、相談したFPの方から繰り返し言われた、
「借り方は大事だけど、返し方はもっと大事」
という言葉が印象に残っています。
家の価格だけで予算を決めない
家を購入するとき、どうしても住宅価格に目が行きます。
例えば、「3,000万円の家だから、3,000万円あればいい」とはなりません。
実際には、
- 登記費用
- 仲介手数料
- 印紙代
- 住宅ローン関連費用
- 火災保険
- 家具・家電
- カーテン
- エアコン
- 引っ越し費用
など、住宅価格以外にもさまざまな費用が発生します。
我が家も実際に建売住宅を購入してみて、
「家を買った後にも結構お金がかかるな」
と感じました。
引っ越してから家具や家電を購入したことで、さらに出費が増えました。
買い替えなどについては、人それぞれで大幅に変わるかと思いますが、私の経験が参考になれば幸いです。
そのため、住宅購入時には、
「家を買える金額」ではなく、「家を買って生活を続けられる金額」
を考えることが重要だと思います。
実際に住んでみて分かった「家を買った後のお金」
家を購入する前には、もちろん実際の支出までは分かりませんでした。
しかし、今は実際に住み始めたことで、少しずつ我が家のデータが集まってきています。
現在の住宅関連費は以下のようになっています。
| 項目 | 支払い | 我が家の実績 |
|---|---|---|
| 住宅ローン | 毎月 | 約8万円 |
| 電気代 | 毎月 | 7月 22,128円 / 8月 24,440円 |
| 水道代 | 毎月 | 約1,800円 |
| インターネット | 毎月 | 0円 |
| 固定資産税 | 年払い | 約13万円見込み |
| 修繕費 | 毎月積立 | 5,000〜10,000円 |
例えば住宅ローン・電気代・水道代だけを見ると、
7月:約103,928円
8月:約106,240円
でした。
7月・8月の平均では、月約10.5万円です。
さらに、将来の修繕に備えて毎月5,000〜1万円程度を積み立てる予定です。
固定資産税については、現時点では約13万円を見込んでいますが、正式な納税額は納税通知書で確認する予定です。
実際に家屋調査に来た時の流れや対応はこちらの記事で紹介しております。
つまり、家を買う前に考えていた「住宅ローンを払えるか」だけではなく、
住宅ローンを払った後の生活費まで含めて考える必要がある
ということを、実際に住んでみて改めて感じています。
詳しい維持費についてはこちらの記事でまとめています。
注文住宅の見積もりを取って、予算とのギャップを知った
我が家は最初から建売住宅を購入すると決めていたわけではありません。
注文住宅にも興味があり、実際に住宅会社3社から見積もりを取って比較しました。
ところが、土地と建物などを含めた金額は4,000万円を超える見積もりになりました。
もちろん、希望していた間取りや設備を入れた場合の金額なので、そのまま注文住宅の価格と考えることはできません。
それでも、
「理想の家をそのまま形にしようとすると、自分たちの予算とはかなり差がある」
ということを実感しました。
この経験から、注文住宅だけに絞るのではなく、建売住宅や中古住宅も含めて探すことにしました。
結果的に、我が家は現在の建売RC平屋を購入することになりました。
家を買う予算を決めるときに大切にしたこと
我が家が予算を考えるときに大切にしたのは、
「家を買うことがゴールではない」
ということでした。
家を買った後も、
- 子どもの教育費を準備したい
- 毎年旅行にも行きたい
- 趣味も楽しみたい
- 貯金を続けたい
- 資産形成も続けたい
と思っていました。
住宅ローンを優先しすぎて、それ以外の生活をすべて我慢するのでは、何のために家を買うのか分からなくなってしまいます。
そのため、
「今までの生活を大きく変えずに返済できる金額」
を一つの基準にしました。
結果として、
「もう少し高い家にも手が届いたかもしれない」、「注文住宅で本当にやりたかった間取りができたかも」
と思うことはあります。
それでも、実際に住み始めた現在、無理のない返済額にしておいて良かったと感じています。
家を買った後も「余裕」があることが大切
住宅ローンは何十年という長期間にわたって返済していきます。
その間には、
- 車の買い替え
- 子どもの進学
- 家電の買い替え
- 転職
- 病気やケガ
- 収入の変化
など、予想していなかった出来事が起こる可能性があります。
そのため、購入時点でギリギリの家計になってしまうと、将来的に対応しにくくなります。
私自身は、
「もう少し借りられるけど、そこまでは借りない」
という考え方で予算を決めました。
この「余裕」が、実際に住宅ローンの返済を始めてからも精神的な安心感につながっています。
SNSでよく、世帯年収が〇〇万円で子供が何歳で何人いて、住宅ローンは〇〇万円を組むのは無謀でしょうか?・・・などの投稿をよく見かけます。
私もよくそのような記事を見かけて自分に重ねていました。
何千万円のローンを組むのは、本当に不安で押しつぶされそうになる時もあると思います。
しかし、顔も知らないネット上の投稿やコメント欄を鵜呑みにして、一喜一憂するのはよくないと思います。
あくまでも参考程度にして、自分自身で数字を記録し、何回もシミュレーションする事が大事だと思います。
本当に大事なのは、SNSの投稿でもAIでもなくて自分達の収支を確認して、場合によっては相談できるFPなどを頼ることだと思っております。
家を買った後の今だからこそ分かる「予算計画をして良かったこと」
家を購入する前は、
「この予算で本当に大丈夫かな?」
と何度も考えました。
でも、実際に購入して住み始めた今振り返ると、
購入前に家計と住宅ローンを何度もシミュレーションしておいて良かった
と思っています。
もちろん、今後は固定資産税や修繕費、光熱費など、さらに考えるべき支出があります。
それでも、購入前から「住宅ローン以外にもお金がかかる」と分かっていたので、想定外の出費があってもある程度は対応できています。
家を買う前には、「この家を買えるか?」だけではなく、
「この家を買った後も、今の生活を続けられるか?」まで考えておくことが大切だと思います。
私自身かなり悩んだことの中から特に悩んだことと、それに対して出した答えをこちらの記事で紹介しております。
これから家を買う方へ|私ならこの順番で予算を考える
私自身の経験から、これから家を買うなら次の順番で考えます。
現在の家計を書き出す
食費、光熱費、通信費、保険、車、貯金など、毎月何にいくら使っているか確認します。
住宅ローン以外の費用を考える
固定資産税、火災保険、家具・家電、引っ越し費用、修繕費などを忘れないようにします。
毎月いくらなら無理なく返せるか決める
「銀行からいくら借りられるか」ではなく、
「自分たちなら毎月いくらまでなら無理なく返せるか」を基準にします。
将来の支出も考える
子どもの教育費、車の買い替え、旅行、老後資金など、住宅ローン以外の目標も残しておきます。
最後に住宅価格を決める
この順番にすると、
「この金額の家を買うには、どこかを無理に削らないといけない」
という状態を避けやすくなると思います。
まとめ|「借りられる金額」より「返せる金額」を考える
今回は、私たち夫婦が沖縄で家を購入する前に行った予算計画について紹介しました。
我が家が予算を決めるときに大切にしたのは、
- 借りられる金額ではなく、返せる金額で考える
- 住宅価格以外の費用も考える
- 家を買った後の維持費も考える
- 将来のライフイベントに備える
- 少し余裕を残す
ということでした。
実際に家を購入して暮らしてみると、住宅ローン以外にも電気代、固定資産税、水道代、修繕費など、さまざまな費用がかかります。
だからこそ、
「家を買えるか」ではなく「家を買った後も無理なく暮らせるか」
を基準にすることが大切だと感じています。
私自身、家探しを始めた頃は予算のこともよく分からない状態でした。
でも、家計を確認し、FPにも相談し、注文住宅の見積もりを取り、実際に住宅ローンについてシミュレーションを繰り返すことで、自分たちなりの予算を決めることができました。
そして今、実際に住宅ローンの返済を始めてみても、「無理に借りなくて良かった」と感じています。
これからマイホームを購入する方も、住宅会社から提示された予算だけを基準にするのではなく、
自分たちが安心して暮らし続けられる金額はいくらなのかを一度考えてみてください。
家を買うことは大きな決断ですが、焦らず、自分たちの生活に合った予算を考えてから家探しを始めることをおすすめします。










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